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Instagram で永遠の愛を誓うハッシュタグ・ウェディング

Amy Roberts Writer and Fitness Professional

瞬時に広まるビデオでのプロポーズから Pinterest のインスピレーション・ボードまで、デジタル環境になじんだミレニアル世代は、テクノロジーの力で自分たちの夢のハッシュタグ・ウェディングを計画します。

ミレニアル世代は今や、インターネットやスマートフォンがなかった時代をほとんど思い出すことができなくなっています。そんな彼らが結婚式を計画するとき、テクノロジーが新たな伝統的儀式に影響を与えるのは当然のことでしょう。

かつて花嫁は、人生最大のイベントに向けて最高の演出をしようと、雑誌を何冊も読んだり、ブライダル専門店を訪れたりすることに何カ月もかけていました。 それが今では、ソーシャルメディアやデジタルツールにより、結婚式の計画、報告、記録が簡単にできるようになりました。

「結婚式にどれだけお金をかけるかは問題ではありません。重要なのは、最新技術、映像制作、ストーリー性、そして芸術的な演出です」と、毎年、最新のウェディング・テクノロジーを発表するカンファレンスである WedTech Summit の共同設立者、キャロライン・ゲリン氏は言います。 「今は誰もがいつでも写真を撮る時代。それをうまく利用すれば結婚式はもっと楽しくなるはずです」。

手法は変化しましたが、新郎新婦の人柄がにじみ出るような思い出深いイベントにするという目的は、依然として変わりません。 むろん、思い出を Instagram で公開するなんて昔は考えられなかったことですが。

重要なのは共同作業

サンフランシスコを拠点に活動するテクノロジー・ジャーナリスト、フローレンス・イオン氏は、自分の結婚式が近づくと、オンラインで見つけたテンプレートで予算のスプレッドシートを作成し、Google Docs を通じて婚約者と共有して準備を進めました。

「友達も家族も皆 Google のアカウントを持っているので、簡単に共同作業できるのです。住んでいる地域が皆違うので余計にそう思います」とイオン氏は言います。

昼食を注文するときは必ず口コミサイトの Yelp で情報交換するという世代の間では、共同作業は非常に重要です。 ローカル・ベンダー・ネットワークの WeddingWire やソーシャル・マーケットプレイスの Wedspire などの総合プランニング・サイトがソーシャル・シェアリング機能を統合したことで、予算の設定やゲストの人数の把握、バンドの起用など、あらゆることが簡単になりました。

婚約中のカップルとその家族や友達は、Pinterest のようなボードを使って皆で相談して決めることもできます。

今日の多くのカップルは、結婚式の計画にプロジェクト管理のアプローチを採用し、やるべきことの整理や進捗状況の把握に Evernote、Cozi、Google Docs などのツールを使用しています。 ウェディング・プランナーの場合、HoneyBook.com や AislePlanner.com などのサービスを利用することで、インスピレーション・ボードを作成して顧客と共有したり、ベンダーと共同作業したり、支払いを簡単にしたりすることができます。

いろいろな手配も簡単に

テクノロジーを利用すれば、現代の結婚式のお決まりである面倒な作業の多くを簡素化できます。 PaperlessPost や Greenvelope などのサイトを使えば、プレ招待状を送信してメールの開封率や出欠の返事を把握することができます。

オンラインのタキシード・レンタル・ショップの Menguin.com や結婚式のパーティー用衣装のレンタルサイトの Weddington Way は、出席者が共同作業したり、盛装のオプションについて話し合える「バーチャル・ショールーム」を提供しています。

Wedding Reality アプリでは、花嫁がバーチャルでドレスをデザインして試着できます。FaceTime や Skype を使えば、まったく別の場所に住んでいる介添人と一緒に買い物することもできます。

GigSalad では、「数万単位で」披露宴用バンド音楽を試聴できます。 Shapeways では、手作りの記念品や飾りを独自の 3D 印刷によってさらに洗練されたものに仕上げることができます。

計画内容を記載したメール (ましてや手紙など) を送る時代はもはや過ぎ去りました。今では、ほとんどのカップル (The Knot によると 70 パーセント以上) がウェディング・サイトを使って結婚式の準備を進めています。

さらに、18,000 人を超える花嫁・花婿を調査した今年の The Knot’s Real Weddings Study によると、89 パーセントのカップルがスマートフォンで結婚式を計画しています。

The Knot、WeddingWire、Wedding Paper Divas などの結婚式の計画や登録を専門とするサイトでは、基本的なサイトを簡単かつ無料で作成できます。 AppyCoupleWedding WooGlö などの有料サイトでは、パーソナライズした招待状やゲストへのメッセージ作成などの高度な機能を利用できます。

イオン氏は次のように述べています。「私たちは共同運用の Web サーバー上でウェディング・サイトをホストしており、ThemeForest から購入した応答用のテンプレートを使ってサイトを構築しています。 Wix.com は、自分たちならではのウェディング・サイトを作成できる点が好評を博しています。モバイルで操作しやすいテンプレートも用意されています」。

スマートフォンを使ったもう 1 つの選択肢は、WedPics の個人用ウェディング・アプリを使うことです。これは、ゲストが写真をアップロードする場所を提供する以外に、宿泊施設、ウェディング・イベント、ギフト登録などの重要な情報をすべてまとめて掲載できるアプリです。

手書きの礼状の重要性など、しきたりが変わらず重視されている場面でも、テクノロジーによって作業が楽になることもあります。 Bond.co では、ユーザーの手書きのサンプルをまねるロボットを利用して、「手書き」の礼状をすばやく送信することができます。

今どきのウェディング・レジストリー

新郎新婦が親戚や知人に贈ってもらいたいものを登録する「ウェディング・レジストリー」は、もはやどこで行うかではなく、どのように行うかが重要になってきました。 MyRegistry.com では、あらゆる E コマースサイトから購入ページをインポートして、オンラインで販売されているものを何でも登録できます。 Zola の iPhone 用アプリでは、バーコードをスキャンしてギフトを追加し、ギフトが購入されるとアラートを送信したり、現金でのギフトのリクエストも容易に送信できます。

ミレニアル世代には、もうすぐ伴侶となるパートナーとすでに一緒に住んでいるので、何もいらないというカップルも多くいます。 彼らは、食卓に合ったテーブルクロスを選ぶよりも、新生活に向けて現金をギフトとしてもらいたいと思っています。

HoneyFund.com や Envelope Registry のように、ゲストに新婚旅行か家の頭金のどちらかに投資してくれるよう依頼できたり、ThankfulRegistry.com や IDoFoundation.org のように、カップルの名誉のために慈善団体に寄付できるサイトもあります。

思い出を記録する

2016 年の結婚式でおそらく最も重要なものは、思い出のデジタルデータでしょう。 今日のカップルにとって一番重要なのは、いつまでも思い出に残る写真やビデオを作成、編集することです。

ゲストの写真に一意のハッシュタグを使ってもらえば (WeddingWire.com ではハッシュタグの生成さえ手伝ってくれます)、自動的にスナップ写真のインデックスを作成できます。 TweetWall Pro などのサービスでは、式場でスクリーンに瞬時に投稿内容を映し出せるので、ゲストは結婚式でライブの投稿を見ることができます。 結婚式が終わったら、ChatBook を使って、タグ付けされたお気に入りの写真でアルバムを印刷することもできます。

ゲストにカメラマンになってもらう (イオン氏いわく、頼まなくても皆が自主的にカメラマンの役割をする) ために、イオン氏は自撮り棒を何本か共有して使ってもらうように提案しようと考えています。

「ゲストと彼らのスマートフォン用に小さな充電ステーションを設ける予定です。そこに、Monoprice で購入したいくつかの飾りをうまく配置します。 また、Apple と Android の両方に対応するケーブルと USB Type-C も置いておきます」とイオン氏は言います。

Photomadic などの会社が提供している証明写真機では、デジタル写真として記録することもでき、証明写真機に搭載されている情報端末が瞬時にゲストの写真やアニメーション GIF 画像をソーシャルメディアにアップロードできます。 Anybots を使えば、その場にいないゲストも遠方から式に参加することができます。 基本的に、ユーザーはオンラインアバターを作成して、スピーカー、カメラ、ビデオ画面を使って式にバーチャルで参加します。

また、ビデオを使った最新トレンドとして、一風変わった場所にカメラを設置して、結婚式を意外な角度から撮影するという手法もあります。 イオン氏は、介添人のブーケの中に HTC の Re Camera (GoPro のようなウェアラブル・カメラ) を忍ばせ、後で Joby GorillaPod に設置して披露宴をコマ撮りしようという提案もしています。

「スマートフォンでカメラの視野を確認し、狙い通りに撮影できていることを確かめます。 Re Camera は個々のスナップ写真を 1 つの写真として保存し、ありのままの瞬間を捉えることができるのです」とイオン氏は言います。

ゲリン氏によると、カメラマンを雇い、ドローンで式や披露宴を空中撮影してもらうこともトレンドになっているとのことです。 これらのサービスを提供しているのが With This Ring Wedding Films です。

しかし、イオン氏は、ドローンは使いたくないと言います。 「出席者が大勢いる中にドレスをまとった装置が飛んでくれば、私なら不審に思うでしょう。 せっかくの盛装が台無しになりそうな気がします」。

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