仮想現実

奥行き認識テクノロジーで臨場感あふれるゲームに

インテル® RealSense™ カメラを採用した 3 つの新しいゲームを紹介しましょう。プレーヤーは、その直感的で、臨場感あふれる、超現実的な体験に引き込まれます。

例えば、ダンスゲーム「Just Dance」を楽しんでいる最中に、コントローラーを握りしめたまま、気に入ったポップソングを書きとめようとしたことはないでしょうか。あるいは、Wii でテニスのスイングが感知されなかったために、ミスショットをしたことはないでしょうか。こんな人にとって、ハンズフリーで操作できる奥行き認識テクノロジーは、きっと重宝するに違いありません。

コントローラーを使わなくても、ゲームをジェスチャーでコントロールしたり、人間のようにモノを“見る”コンピューターで操作できたら、選択肢がぐんと広がり面白さが倍増することでしょう。

インテル® RealSense™ カメラは、ビデオチャット中の背景を変えたり、対象物を 3D スキャンするなど、あらゆることを実行できる機能を備えています。3D 奥行き認識カメラ・テクノロジーは、近年、多くのタブレット、ノートブック PC、一体型 PC に搭載されるようになり、ゲーム・クリエイターだけでなくプレーヤーの想像力を刺激してきました。

Funomena 社のロビン・ハニッケ氏は、近日発売予定のゲームについての紹介でインテル® RealSense™ カメラに言及し、「私たちは、ジェスチャー・コントロールによってユーザーに変化を直感させると同時に、ユーザーとコンピューター画面の間に実際に触れているかのような不思議な触感が生まれることに興味を持っています」と語っています。ちなみに、折り紙にヒントを得た同社のゲームには、インテル® RealSense™ テクノロジーが採用されています。

「当社の関心は、常にゲームの表現力を追求し、可能性を広げることにあります。私たちは、プレーヤーの常識をくつがえすようなものを作り上げたいと考えています。その一方で、プレーヤーの意見も積極的に取り入れています」とハニッケ氏。

確かに、同社のゲームには、テクノロジー・フリークが喜びそうな優れた機能がたくさん付いています。例えば、プレーヤーは、全身、または小指の細かいフリックでゲームをコントロールできます。ホログラムのキーボードを映し出したり、かわいがっているペットの猫をサンドボックス型ものづくりゲーム「Minecraft」でスキャンして増やしたりすることもできます。もちろん猫がずっと座っていてくれればの話ですが・・・。

奥行きカメラ対応の新作ゲームで証明されているように、インテル® RealSense™ テクノロジーは、楽しく、独創的で、猫にとっては迷惑でも人間を癒してくれることさえあるのです。

Laserlife

電子音楽プロデューサーやクラブシーンにヒントを得て作られた「Laserlife」は、インテル® RealSense™ テクノロジーによるジェスチャー・コントロールの展示用に作られたもので、迫力ある音楽に合わせてリズムを刻むことで、記憶の分子を収集、結合させて記憶を再生し、過去を復元していきます。

人間の腕ではなく、レーザービームで武装したエイリアンとしてプレイしている場合でも、プレーヤーはゲーム内のキャラクターを全身でコントロールできます。

Choice Provisions の共同創設者アレックス・ニューズ氏は、「主に奥行きを検出することで可能になるこうした機能は、通常のカメラでは実現できません」と説明しています。

インテル® RealSense™ テクノロジーには、内蔵の赤外線カメラとレーザー・プロジェクターが装備されているため、オブジェクト間の距離を検出できます。また、オブジェクトが後ろ側にあるのか手前にあるのかも判別できます。

その結果として、ジェスチャーで直感的な感覚が生み出されるのです。プレーヤーの手に記憶の分子が渡されたら、ひたすらそれらを吸収するのではなく、実際にキャッチしなければなりません。

「それは、コントローラーの機能を設計するのに似ています。しかも、コントローラーはプレーヤーの体そのものです」とニューズ氏。

このように、チームは、体を優れたコントローラーにするという発想を見いだしたのです。そこで彼らは、コンピューターに向かってまっすぐ座っているとき、自然だと感じることについて実験しました。

その最終結果は、走行中の車の窓から出した手で風をきってサーフィンをしているかのように、手をぶらぶらさせると同時に、パルパティーン皇帝 (スターウォーズに登場する架空の人物) のように指先から稲妻を放つというものです。

かつて直感リズムゲーム「Bit.Trip」の開発において重要な役割を担っていたニューズ氏は、プレーヤーを自由にするような自然なヒューマン・インターフェイスのゲームを設計したいと考えました。

「私はこのゲーム (LaserLife) がとても気に入っているので、Xbox のゲームパッドが手放せません。でもそれは、ある意味非常に制約になっているということでもあります。このように、ゲーマーは同じものからより多くのものを得ようとする傾向があるのです」とニューズ氏。

ニューズ氏の指摘によると、問題は、設計者が従来のゲームパッドでプレイする方法ばかり考えていることにあると言います。

しかしながら、奥行き感知機能などを利用したゲームは比較的未開拓の分野であり、ニューズ氏は、創造性に満ちた革新的な開発者が育まれるだろうとしています。Laserlife は、その最初のステップとなるゲームの 1 つです。

Nevermind

国際インディゲーム・フェスティバルの 2015 年度の受賞者にノミネートされた不気味なゲーム「Nevermind」は、インテル® RealSense ™ テクノロジーのバイオメトリック機能を使って、プレーヤーの心拍数を測定します。測定したデータをもとに、必要に応じて、寒気、恐怖、シュールレアリズムを増幅させる仕組みです。

「まるで魔法のように思えるでしょう」と、このゲームのクリエイティブ・ディレクターであるエリン・レイノルズ氏は言います。

「Nevermind」での最大の敵は、ゲームの終盤に登場するボスではなく、プレーヤー自身なのです。臆病なプレーヤーがゲームを先に進めるためには、不安に対処し、高まる心拍数を下げる方法を学習しなければなりません。

巧妙なアイデアよりも、むしろバイオフィードバック・テクノロジーのほうが、ゲーム全体に大きな影響を与える可能性があります。

生体情報を読み取るカメラは、人体のデータを使ったゲームを設計するためのフィードバック・ループを提供します。このカメラの活用例を 1 つ挙げるとすれば、プレーヤーがどの程度ストレスを感じているか、あるいは快適に感じているかに基づいてゲームの難易度を調整するといった方法です。

「万人受けするゲームを作る必要はないと思います。プレーヤーの感情の動きを感知できるということは、肌のトーンのわずかな変化も読み取ることができるほどカメラの感度が高いということです」

心臓が鼓動するたびに、顔の血管を通じて血液が送り出され、顔色がほんの少し赤くなります。肉眼では確認できませんが、このカメラでなら読み取れます。それほどテクノロジーが精細であるということです。

カメラベースのバイオメトリクスを使えば、ゲームに限らず、さらに幅広い分野で、コンピューターを活用して感情的な要素を引き出せる可能性もあります。レイノルズ氏は、将来的には、スマートフォンやノートブック PC で生体情報を活用し、無意識のうちにユーザーに起こっていることが分かるようになるだろうと確信しています。

例えば、ユーザーがいつ怒り出すかをコンピューターが感知し、怒りに任せてテキストや電子メールを送りつける前に、落ち着かせるよう試みることもできるでしょう。

「ユーザーの感情の起伏に合わせて体験をパーソナライズするために、できることがたくさんあるのです。まるで未来の世界にいるような気分になります」と、レイノルズ氏は語っています。

Minecraft 対応インテル・ブロック・メーカー (仮タイトル)

Minecraft のブロックで数週間かけて邸宅を建設したら、その中に物を置きたくなるのは当然です。近日発売されるアプリケーションは、インテル® RealSense™ テクノロジーの 3D スキャン・テクノロジーでこれを可能にしています。

インテル® RealSense™ テクノロジーは、平面画像ではなく、3D 空間で世界を認識するため、そのプロセスは、カメラの前でお気に入りのフィギュアや機械仕掛けのおもちゃを持ち、ゆっくり回転させるのと同じくらい簡単です。

ほら、このとおり!スキャンしたオブジェクトは、ボクセルベースの美しさでゲームの世界に転送されます。

アプリのチーフ・デベロッパーであるマーク・デイ氏は、「それはハードコアな改造ツールを意図するものではありません。10 歳の子供でも扱えるものです」としています。

しかし、「Minecraft」ゆえの問題点もあります。ゲームの中のオブジェクトは爆弾のような性質を持っています。そのため、プレーヤーは仮想の家を装飾しつつ、盆栽が爆発しないように注意を払わなければなりません。

「私たちは誰も意図していなかった方法でインテル® RealSense™ テクノロジーを使用しています。しかし、だからといって、ブロック状のオブジェクトをやめる理由はありません」とデイ氏。

顔面モーション・キャプチャーが行える「FaceShift」などのいくつかの顔スキャンおよび顔追跡アプリでは、閲覧者の顔をファクスで送信してもらい、仮想アバターにはめ込むことができます。しかし、デイ氏は、PC やデバイスに標準搭載されているカメラや Web カメラがやがて 3D カメラに取って代わり、プレーヤーがゲームの中で自分の全身をスキャンできるようになるだろうと確信しています。

米国のゲーム制作会社が発売したアクションゲーム「グランド・セフト・オート」などでは、多くのユーザーが自分撮りする圧巻な光景が見られるかもしれません。

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