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2015 年はウェアラブルの年になるか?

2015 年がウェアラブル業界にとって素晴らしい年になるためには、ウェアラブル・テクノロジーが、オタクのためのガジェットから、ファッショナブルで機能的なデバイスに生まれ変わる必要があると、アナリストは考えています。

2015 年はウェアラブルの年になるのか? その判断を下すために、ベン・ウッドが 2014 年を振り返ります。

彼ならその答えが分かるはずです。 彼はウェアラブル・デバイスの膨大なコレクションを所持し、豊富な使用経験を持つことで知られるウェアラブルの探求家です。 業界のイベントで自分のデバイスと新しいデバイスを比較するのが彼の趣味です。まもなく開催される国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショーは、彼にとって、まさに絶好の機会です。

CCS Insight のチーフ・アナリストを務めるウッドは、オンライン測定会社の Onalytica により、2015 年のウェアラブル・テクノロジーの展望について最も影響力のある人物の第 2 位にランクされました。

「私たちは間違いなく、中国、深川のエコシステムで生まれた、基本品質の製品を数多く目にし、低価格デバイスの基本機能に圧倒されるでしょう」と彼は述べています。

「しかし、2015 年には、ウェアラブルは中年男性が中年男性向けに設計したプラスチック・デバイスから、MICA ブレスレットや、Fossil などのデザイナーが手がける商品のように、ファッショナブルで魅力的なウェアラブルに生まれ変わるはずです」

パトリック・ムーアヘッドは、Moor Insights & Strategy の社長兼主任アナリストです。彼は昨年発売された Basis watch などのウェアラブル端末やギアをいち早く入手することで、常に時代の最先端を走っています。

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2015 年は、ウェアラブルがヘルス/フィットネス用途から、実用的ないわゆる「水平方向」のデバイスへと商業的に発展するどうかを確認する年になると、ムーアヘッドは述べています。

「一般的な商用ベースではなく、より狭い範囲の商用ベースをターゲットにするウェアラブルが、2015 年に最も大きな成功を収めると思います」と彼は語ります。

彼は、アイウェア型のウェアラブルが医療、警察組織、組み立ておよびメンテナンス用途でどう成功を収めるかを注視しています。

CCS Insight の新たな世界予測によると、スマート・ウェアラブルの出荷数は、2013 年の 970 万台から 2018 年には 1 億 3,500 万台に増加すると見込まれています。 CCS Insight は、リスト型デバイスが 2018 年のウェアラブル出荷数の 87% を占め、その内訳はスマートウォッチが 6,800 万台、スマートバンドが 5,000 万台になると予想しています。

ウッドは、2015 年には衣服、宝飾品、アイウェアなどのあらゆる商品に卓越したテクノロジーが適用され、多種多様なデザインが生まれると述べています。 こうしたイノベーションにより、ウェアラブル・テクノロジーはオタク向けのニッチ製品から発展し、ヘルス・トラッカーに留まらず、より一般的なコンシューマー分野にまで広く普及します。

「Google Glass は実験的な試みでしたが、垂直市場では消費者に多大な影響を及ぼしました」とウッドは述べています。

軍事や医療など、新たな産業用途での実験を経て、設計と機能性に磨きをかけることができます。 ウッドは、「コネクテッド・ポリス」ウェアラブル・テクノロジーに期待を示し、Recon Jet などのヘッド・アップ・ディスプレイに大きな可能性を感じています。

インテルのニュー・デバイス・グループ副社長兼ジェネラル・マネージャーのマイク・ベルは、昨年 Intel Capital が Recon Instruments に投資した際の声明で、「ウェアラブル・コンピューティングは情報の使用方法と関わり方を再定義する大規模な取り組みであり、その勢いは加速しています」と語っています。

イノベーションの競争は加速し、拡大しつつあります。その結果、ウェアラブルはファッショナブルになり、パーソナル化が進み、目立たなくなり、より良いテクノロジーへと発展していると、ウッドは述べています。

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「5 年ほど前はスマートフォンが主流で、腕時計をする人はほとんどいませんでした。スマートフォンを見るのに夢中だったのです」と彼は語ります。 「しかし、いわゆるスマートウォッチの普及により、2015 年に腕時計が復活しています」

ウッドは、Apple Watch がステータス・シンボルとして大ヒットし、2015 年の最も魅力的なガジェットになると考えています。

「私自身も、腕時計に 400 ドルも支払う価値があるのかどうか判断しかねています」と彼は述べます。 「しかし、ウェアラブルの台頭に貢献することは間違いありません。 Apple ユーザーであれば、買いかもしれません。 Android ユーザーであれば、別のものを探すことになるでしょう」

ウッドは、2015 年中またはその数年以内に大きな医療ブレークスルーに貢献するであろうウェアラブルを模索しています。 パーソナル・ヘルス・トラッカーから収集したバイオリズム・データは、データセンターでクラウドソーシングや分析に利用されます。さらにスーパーコンピューターで分析することで、新たな治療法や回復法の発見につながります。

「例えば、パーキンソン病の取り組みでは、ウェアラブル、クラウド、データセンター・テクノロジーを連携させることで、症状のより良い対処方法を模索しています」

心臓の動きを監視し、スマートフォンやオンライン・アカウントと接続する、インテリジェンスを組み込んだスマート・ブラやその他の衣服は確かに有望です。しかし、ウェアラブルは昨年の CES で注目を集めすぎたとウッドは考えており、彼の期待値は控えめです。

「ウェアラブルはまだ石器時代を迎えたばかりです。この認識を忘れてはいけません」と彼は述べています。 「ウェアラブルが解決すべき問題を見つけるには、まだまだ多くの実験が必要です」

はっきりしているのは、魅力的な製品であるべきだということです。

「私はそうした製品を見て感動したいので、CES で披露される製品は美しくなければならないと考えています」と彼は語ります。 「それが今年最も重要なことです」

 

 

 

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